スキャナー

私はいったい何をしているのか、気になりましたが旦那は話してくれませんでした。
大学の時の親友のに相談してみると、もしかしてに夢中なってるのではと言われました。
「で知り合ってする男性は多いらしいわよ」と言われて私は心配になりました。
夜になって食事をしながら旦那に「ねえ、って知ってる、知らない人と文字でおしゃべりするんですって」と聞いてみると、「ああ、あれね、俺はあんなのしないから」ととぼけるので、「じゃ夜なにしてんのよ」と言い返すと、「今晩見せてやる」と言われました。
私は食事のあと、旦那の部屋のパソコンの前に連れて行かれました。
「一週間かかったんだぜ、大変だったんだ」と言って見せてくれたホームページは、高校の制服と、その制服を販売している店の一覧でした。
高校の制服は、入学案内からスキャナーで取り込んで、買える店も紹介してありました。
「いったいどうしてこんなを作ったのと」私が問いただすと、「バナー広告で一儲けするんだ」
「バナー広告は、は載せてもらえないんだ。だから制服のサイトだったら、じゃないだろう。制服マニアにとってはとてもたまらないんだ、制服が」
「女子校の制服マニアもいるけど、女の子にも男子校の制服マニアがいるからな、これで大もうけさ」と旦那が得意そうに答えました。
そう言われても本当にそんなにうまく大もうけできるのかしらと思いました。
しかし、別にお金がかかるわけでもないし、旦那の遊びだと気に留めていませんでした。
私は次の日遊びに来た近所の信子さんに、「内の旦那、ホームページで一儲けするんだって、馬鹿みたい」と話しの種にして二人で笑いました。
私は旦那が帰って来るまで待ってもらって夕食をしながら一緒に話しを聞くことにしました。
最初にお酒を勧めて、食事も済んでからやっと話しが始まりました。
池山さんの話しと言うのは「いいアイデアがあるのでぜひホームページを作って欲しいのですよ」という相談でした。

「私はもう歳でインターネットのことわ分からないのだが、商売のアイデアだけは天才なんですよ。私が考えたアイデアはみんな成功してね、カラオケだって私が先に考えたのを横取りされたんですよ」
そういって長い前置きのあと話しを切り出したのは、「検索サイト」でした。
「誰でも、金曜の夜はに行きたいが、混んでいてどこにいったらいいのか分からない、そこで携帯のiモードで空いてるの部屋を検索するんですよ」
「これはもう絶対大もうけできる、一日に100万でも200万でも儲かるんだ、だからホームページを作ったら一割謝礼を差し上げよう、それでも一日に最低10万、月にすれば300万だ、こんないい話はないですよ」と言いうので旦那は「携帯のiモードは使ったことあるんですか、」と試しに聞いて見ました。
すると、「いや、使った事はないんだ、俺はもう歳だからそんな難しいことはできなくてね、だがこのホームページで儲かることは間違いない、俺には金儲けの事は何でもわかるんだ」
「いつも勉強してるからな、俺の事を酒飲みだという奴がいるが、それは違う、酒を飲みながら商売の種を探すんだ」
「誰でも酒を飲んだときは何でも話すだろう、絶対秘密にしなければいけない企業秘密でも酒を飲めばついしゃべるだろう、それが情報なんだ、いくらインターネットだのなんだの言っても、酒を飲んで手に入れる情報に比べたらただるガセネタさ、だから金儲けになることなんでも真っ先に俺が見つける」
「こんないい話ないだろう一月500万も出すっていってるんだよ、断る理由なんかないだろう」と言い出すので、旦那は「さっき一月300万と言いませんでしたか」と聞いてみました。
すると、「一月300万も500万も同じだろう、それだけ大金がもうかるということだ、人の揚げ足はとらないほうがいいよ、人格を疑われるからね」と言い出しました。
旦那は呆れて返事も出来ず、なんとか帰ってもらうことにしました。
しばらくして池山さんから電話があり、「俺のアイデアを盗んだな」という怒鳴り声が聞こえてきました。
雑誌にインターネットというのが紹介されていて、の空き室の紹介をするシステムになっていると言うのです。
しょうがないから旦那が雑誌を買ってきて、ホームページにアクセスしてみると、インターネットという名前のルームで空き室は空きルームでした。
なんだ馬鹿馬鹿しいと思って旦那が電話すると、「なにいってるんだ俺のアイデア盗んだんだろう、同じアイデアじゃないか、俺をだませると思ってるのか」と誤解は解けませんでした。
いくら説明しても、とインターネットは別だということはまったく分からないようで、の空き室を紹介してるじゃないかと、延々と平行線の議論が続くだけでした。
翌日旦那の会社に嫌がらせの電話が延々とかかってきたので、仕方がないので、私は池山さんの所にいってなんとか止めて下さいと頼むと「じゃあ詫び状を書いてもらう」と言われました。

それで納得してもらえると思って詫び状を書くと、数日たってまた電話がありました。
「詫び状だけで済むわけないだろう、詫び状の他に20万出してもらうからな、分かってるのか」
そう言われてまた面倒なことになるといけないと思い私はへそくりからなんとか20万用意して渡しました。
すると一月くらい立ってまた電話があり「一日100万はもうかる仕事だったんだ、それを横取りされたんだ、20万で済むわけないだろう、あと100万用意しろ、こっちには詫び状がちゃんとんだ、断ればこの詫び状をファックスで会社に送るからな、そうすれば旦那はすぐ首だ分かってるのか」とまた脅されました。
私は困り果てて、主婦金融から100万借りることにしました。
どうにも返せないで三ヶ月たったとき、とうとう取り立てが来ました。
私はどうしていいのか分からず、すぐ返しますと返事をして帰ってもらいました。
ちょうど遊びにきていた近所の和子さんに相談してみました。
するとすぐに50万貸してくれると言います。
私はそれを聞いてほっとしました。
「ところであなたお金に困ってるんだったらいいアルバイトあるんだけれど」と和子さんが言い出しました。
「あなた最近、旦那とあっちのほうはご無沙汰だっていってたでしょう」
「自分でも楽しめるし、お金にもなるし、ちょうどいいでしょう」
「この辺の奥さんやってる人多いのよ、ほらあの角の直美さんとか」
「毎日がドキドキの連続で楽しくてしょうがないそうよ」と勧められました。
私はやっぱりなアルバイトだと思って詳しく話しを聞いてみました。

すると「電柱に広告はってあるでしょう、出張のマッサージとか、あれなのよ」
「家で待ってると携帯電話で連絡があってね、車で迎えに来てくれるから、お客さんのところに行ってね、そんで一時間楽しんでお金になるの、ねいいでしょう、頼んどくわね」
「あそこの嫁さん借金で離婚寸前だとか噂立てられるよりはいいでしょう」
「いえ、私が言いふらしたりはしないわよ、もちろん」と言われて私は返事ができませんでした。
夕方電話があって、「これから迎えに行くから、仕事が入った」と言われました。
私はどうしたらいいのか分からなくなって胸がドキドキしてきました。
断れば、きっと私が借金していることを和子さんが近所に言いふらすに違いない、断ったら大変なことになると思い私は覚悟を決めました。
私を迎えにきた車に乗ると行き先は近所のでした。
車はの駐車場に入りました。

 

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